オートンイクシードとは?長寿命シーリング材ってなに?/野田市・柏市・流山市の外壁塗装は美装柳屋へ
2024/04/30
皆様こんにちは、千葉県野田市・柏市・流山市を拠点に、外壁塗装・屋根塗装・外装リフォームを行なっております「美装柳屋」です。
今回は「オートンイクシードについて」ご紹介させていただきます。
建物の耐久性と長寿命化に欠かせない「シーリング」。
建物の隙間やひび割れを塞ぎ、建物を守るため重要な素材です。
シーリング材は、外壁内側への雨水の浸入を防ぐほか、地震時の揺れの際にサイディングボード同士の干渉を防いで破損をさせない緩衝材の役割を担っています。
目次
寿命が3年程度というシーリング材も!
お住まいの立地や環境にもよりますが、わずか3年程度で劣化が始まってしまうものもあります。
外壁の塗装よりも圧倒的に早く寿命が来てしまうこともあるのです。
お住まいにとって重要な部分ですので、放っておくわけにはいきません。
外壁はチョーキング現象(白亜化)が始まっていても、数ヶ月程度ならそのまま放置していても、大きな悪影響はありません。(もちろん、早めに塗り替える事が大切ですが)
シーリング材は、雨水の浸入を防ぐという役割もになっているので、早急に対応する事が必要になります。
シーリングとは?
その役割について
シーリングとは、一般的に建築物における接合部や隙間を埋めるための材料を指します。
外部からの雨水や湿気、風、ホコリなどが建物の内部に浸入するのを防ぐ役割を果たし、また温度変化や建物の動き(振動)などに追随できるよう伸縮性を有しています。
シーリングの主な役割は、以下のようにまとめる事ができます。
■ 防水性・気密性
シーリングは建物の隙間に塗布または充填され、雨水や湿気の侵入を防ぎます。
これにより、建物の内部が湿気で損なわれるのを防ぐだけでなく、エネルギー効率の向上にも寄与します。
また、気密性が高まることで、冷暖房効果の損失を防ぎ、快適な室内環境を維持します。
■ 接合部の保護
シーリングは建物の接合部を保護し、建築材料の磨耗や劣化を防ぎます。
接合部は、構造上、素材の摩耗が集中しやすい箇所であるため、特に保護が必要とされます。
■ 伸縮性
建物は、温度変化や地震により微細な動きを示す事があります。
シーリング材はこの動きに対応するため、ある程度の伸縮性を持っている必要があります。これにより、建物全体の耐久性を高める事ができます。
以上のように、シーリング材は建築物の構造的完全性、快適性、耐久性を維持するために重要な役割を果たします。
シーリングの種類
シーリング材はその特性や使用目的に応じて、さまざまな種類が存在します。
建物の状態や施工箇所、期待する性能によって最適なシーリング材を選ぶ事ができます。
■ 1液型・2液型
これはシーリング材が硬化する際の反応方式を指します。
1液型シーリング材は、塗布後は自然に乾燥させるだけで硬化します。使いやすさから一般的な家庭の補修作業や小規模な施工によく用いられます。
2液型シーリング材は、基材と硬化剤の2つの液体を混合して使用し、化学反応により硬化するタイプのものです。硬化速度が早く、大規模な施工やプロフェッショナルな現場で頻繁に用いられます。
■ ブリードタイプ・ノンブリードタイプ
ブリードタイプとは、シーリングに含まれる可塑剤がにじみ出て、塗料や汚れと反応して変色してしまう性質を持つものを指します。
ノンブリードタイプのシーリング材は、このような色素が浮き出ないタイプのもので、塗料とも相性が良く、塗装する前にシーリング材を充填されています。
■ 低モジュラス・高モジュラス
モジュラスとは、シーリングの硬さを示す指標です。
低モジュラスのシーリング材は、柔らかく伸縮性が高いため、建物の微細な動きに対しても適切に対応します。
そのため、防水や気密性を重視する場合に用いられます。
高モジュラスのシーリング材は、硬さがあり耐久性が高い特性を持ちます。構造物の補強や補修に適しており、建物の接合部や構造上の欠陥を補うのによく使われます。
素材や性能によるシーリングの違い
シーリング材はその素材により、性能や用途が大きく異なります。
これらのシーリング材はそれぞれ異なる特性を持っているため、施工箇所や目的により適切な材料を選ぶ事が重要となります。
■ シリコンシーリング
シリコンは耐候性や耐熱性に優れ、高い伸縮性を保つため、広範な温度変化や建物の動きに対応します。
また、防カビ性や色彩保持性にも優れていますが、塗装には向いていません。窓周りの防水や浴室の防カビ対策に適しています。
■ ウレタンシーリング
ウレタンは耐久性と弾性に優れ、シーリング材としてよく使用されます。また、塗装可能であるため、外壁の接合部に用いられます。
しかし、紫外線に弱いため、日光に直接当たる場所への使用は避けるべきです。
■ ポリサルファイドシーリング
ポリサルファイドは特に高い耐久性を持つ素材で、表面にゴミが付きにくい性質を持っています。
しかし、柔軟性が少なく、動きに追随するのに適しておらず、作業性には難があるため、一般住宅への使用は多くありません。
■ アクリルシーリング
アクリルは価格が手頃で、塗装可能なため一般的な住宅の補修によく使われてきました。
しかし、シリコンやウレタンに比べて、耐久性や伸縮性に劣るため、近年においては使用されるシーンは少なくなりました。
シーリングの耐用年数
シーリング材の性能を最大限に引き出して、建物を適切に保護するためには、素材や種類の選択だけでなく、その寿命についても理解することが重要です。
本章では、一般的なシーリング材の平均的な耐用年数、寿命に影響を及ぼすさまざまな環境要素、劣化症状や劣化が進行した場合の影響について解説します。
■ シーリングの平均寿命
外壁の修繕で活用されるシーリングの平均寿命は、5〜10年程度であると言われています。
しかし、使用するシーリングの種類や設置場所、気候条件などによって、耐用年数は異なります。
例えば、近年開発されている高耐候性シーリングであれば、耐久性と弾力性に優れているため、耐用年数が長い傾向にあります。
例えば、雨風や紫外線にされされることが多い外壁面のシーリングは、屋根面のシーリングよりも劣化が早い傾向にあります。
シーリングの耐用年数は、定期的に点検を行い、劣化が確認された場合は早めに補修を行う事が大切です。
シーリングが劣化すると、雨漏りや外壁のひび割れなどの原因となるため、早めの補修を行うことで、建物の劣化を防ぐ事ができます。
■ シーリングの劣化症状
シーリングが劣化すると、様々な症状が現れるようになります。
これらの症状が出た場合、シーリング材の交換や補修が必要となる可能性があります。
① 色褪せ
シーリングが日光に長時間さらされると、色が褪せてくることがあります。
これは紫外線による劣化の兆候であり、シーリングの性能が低下している可能性が考えられます。
② ひび割れや剥がれ、痩せ
シーリングが劣化すると、その表面にひび割れや剥がれ、痩せが見られるようになります。
これは、シーリングが乾燥して硬化し、伸縮性が失われてしまった状態です。
③ 黒ずみ
シーリングの黒ずみは、ブリード現象によるものである可能性があります。
ブリード現象とは、シーリング材の成分が湿度や熱などの外的要因により溶け出し、表面に滲み出てくる現象を指します。
滲み出た成分が酸化すると黒ずみとして現れ、これがシーリングの劣化を早める一因となります。
これらの症状は放置すると、建物の構造に影響を及ぼす可能性があるため、定期的な点検をメンテナンスが重要です。
■ 劣化が進行すると何が起こる?
シーリング材が劣化し進行すると、最初に述べた色褪せ、ひび割れ、黒ずみなどの外観上の問題だけでなく、より深刻な問題を引き起こす可能性があります。
① 水漏れや湿気の浸入
シーリングの最も重要な役割の一つは、建物内部への水分の浸入を防ぐ事です。
しかし、シーリングが劣化すると、その防水性能が低下し、雨水や湿気が浸入する可能性が高まります。
これにより、壁材や内装材の破損、さらにはカビの発生や結露による健康被害といった問題を引き起こす可能性があります。
② 雨漏り
シーリング材の劣化が進むと、その防水機能が低下し、結果的に雨漏りを引き起こす可能性があります。
雨漏りは、壁材や内装材の損傷だけでなく、湿度上昇によるカビの発生や、建物全体の健康環境を脅かす事態を招く恐れがあります。
そのため、定期的な点検と適時の補修が重要となります。
③ 建物構造へのダメージ
最も深刻な問題は、シーリングの劣化により建物の構造部分へのダメージが進行する事です。
水分の浸入が進むと、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化が生じ、最終的には建物全体の耐久性を脅かす事態に繋がる可能性があります。
以上のように、シーリングの劣化が進行すると多くの問題を引き起こすため、定期的な点検と必要に応じた補修が重要となります。
高い耐久性と優れた耐候性を兼ね備えたシーリングとして注目されているのが「オートンイクシード」です。
ここでは、オートンイクシードの魅力と特性、そしてその耐久性や耐候性について深く掘り下げていきます。
参考:オート化学工業 ▼オートンイクシードはこちら
オートンイクシードが高耐候・高耐久の3つの理由
ここでは、オートンイクシードの高耐久・高耐候の3つの理由をご紹介します。
1. 劣化の原因となる可塑剤(かそざい)を無配合
シーリング材を柔らかくするために添加される可塑剤(かそざい)ですが、紫外線、雨、温度変化、経年など様々な要因でシーリング材から分離していきます。
この現象をブリードと言い、可塑剤(かそざい)が分離したシーリング材は柔軟性と弾性が失われているので、ボロボロに崩れていきます。
オートンイクシードは経年で流出してしまう可塑剤(かそざい)の代わりに新開発された『LSポリマー』が配合されています。
可塑剤と異なり、流出しませんので弾性を長時間維持します。
2. 外壁材への圧倒的な接着力とどこまでも動きに追随する耐ムーブメント力
一般的なシーリング材の伸び率は400%ですが、オートンイクシードは1000%超!!
圧倒的な低モジュラス(反発力)で破断を防ぎます。
30%の圧縮と拡大を4000回、それを3回繰り返しても破断しません。
3. 抜群の耐候性
促進耐候試験6000時間に耐える実力。
実時間30年相当を超える圧倒的な耐久性で大切なお家を守ります。
近年では、外壁塗装に使う塗料が非常に耐久化してきました。
2000年頃までは、ウレタン塗料やシリコン塗料が主流でしたが、現在ではフッ素や無機塗料などを選ばれる方も増えてきています。
しかし、塗料だけ進化しても、サイディングとサイディングの間にある「シーリング」が劣化してしまっては、せっかく高い高性能な塗料を使って塗装しても、雨漏りしてしまっても元も子もありません。
そこで開発されたのが「オートンイクシード」です。
2014年頃に発売されましたが、当初は「イクシード15+」という商品名でした。
この「+15」の意味は15年以上の耐久性があるという意味ですが現在では改良に改良を加えられ施工性の向上とともに耐久性が30年となりました。
そこで「+15」という表記が消え「イクシード」という商品名になりました。
オートンイクシードはJIS規格の「9030」という部類になります。
この数値が高いほど、紫外線劣化を起こしにくく、かつ柔軟性(追従性)が失われにくいと言う事です。
ちなみに一般的に発売されているシーリング材は「8020」までがほとんどですので「オートンイクシード」はその上のグレードとなります。
実際、改良されたことで耐久年数が30年となり、一般戸建て住宅の塗り替えでは2回に1度の施工で済むのでライフサイクルコストという視点で考えるとお客様の費用負担の軽減にもなります。
また、一般戸建て住宅に多く使用されているサイディングは直射日光が当たると膨張し気温が下がると縮む(元に戻る)と言う現象を繰り返します。
この伸び縮みみ長年追従することがシーリング材に求められます。
オートンイクシードはこうした引張試験に12000回以上耐える事ができ、建物のゆがみやひずみにも追従する事が可能です。
まとめ
日本の戸建て住宅の約70%にサイディングが使用されており、そのほとんどの建物に目地のシーリングの打ち替え工事が必要となります。
外壁の塗料を高くて良い性能のものを使用したとしても、シーリングの耐用年数が少なくては、次のメンテナンスまで、持たせる事ができません。
外壁の塗料を考える際には、シーリング材の種類も考慮して、施工する事が大切になります。
「オートンイクシード」に関するごお問い合わせは、千葉県野田市・柏市・流山市のリフォーム店「美装柳屋」までご連絡ください。
美装柳屋は、千葉県野田市・柏市・流山市を中心に、関東エリアでは千葉県・埼玉県・茨城県・東京都と幅広いエリアにて、住宅塗装(外壁塗装・屋根塗装)シーリング打ち替え工事・ベランダ防水工事から、屋根工事や雨樋修理やエアコンの配管カバー取り付け、網戸張り替えなど、外装リフォーム全般承っております。
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